FINAL FANTASY XIVのベンチマークデータなどまとめ

FINAL FANTASY XIV
(ファイナルファンタジー14/FF14)

FF11にてMMORPG化して以降も、
シリーズナンバーに通常のRPGが並んでいましたが
このFF14にて再度MMORPGをリリースしてきました。
当初(ver1.0)のころは非常に悪い評判で有名になった作品でしたが、
ver2.0である新生エオルゼアは純国産MMORPGとして、
シリーズの再スタートを切り、
現在は人気の国産MMORPGの1つに挙げられます。
2015年6月にはver3.0となる拡張ディスクである
蒼天のイシュガルドが発売されて
ますますその世界に深みが加えられているようです。

FF14の要求スペック

最低推奨環境は以下の通りです

カテゴリ スペック
OS Windows Vista/7/8/8.1 32/64bit
CPU Intel Core2Duo 3.0GHz以上
メインメモリ 2GB(64bitOSの場合は4GB推奨)
ストレージ HDD/SSDともに空き容量20GB以上
グラフィックカード NVIDIA Geforce 8800以上
ATI Radeon HD 4770以上
(VRAM512MB以上?)
解像度 1280x720以上
DirectX 9.0c以上

また、推奨環境は以下の通りです

カテゴリ スペック
OS Windows 7/8/8.1 64bit
CPU Intel Core-i5 2.66GHz以上
メインメモリ 4GB
ストレージ HDD/SSDともに空き容量20GB以上
グラフィックカード NVIDIA Geforce GTX660以上
ATI Radeon HD 7950以上
解像度 1920x1080
DirectX 9.0c以上

となっています。

最低推奨環境はさほどでもない感じですが、
ビデオカードは当時のミドルクラスのカードである
Geforce 8800やRadeon HD 4770の搭載が推奨ということで
マザーボードのグラフィック性能では、
一部例外*1を除いて厳しいものと推測されます。
*1:intelのIris Pro搭載CPUやAMD A-Seriesなど

またCPUはCore2Duo(以降C2D)3.0GHzとなっていますが、
この条件を満たすC2Dはハイエンドのラインなので
ビデオカードと併せて考えると、
C2Dの上位にC2QやC2EなどのCPUがありますが、当時レベルで
それなりのレベルのゲーミングパソコンで言えるでしょう。

メモリは最高で4GBということで
CPUのパワーが比較的必要であるのに対して
メモリの要求スペックは高くないでしょう。

推奨環境もミドルクラスCPUに
3世代前のミドルクラスのビデオカードと
それなりのスペックが要求されますが、
解像度が1920x1080なのである意味当然と言えるでしょう。

ベンチマークを掲載しているサイトを紹介

ではスペックに対して、
具体的なベンチマークの数値はどうなっているのか、
外部のサイトを参考しながら見ていきたいと思います。

・4gamer.net

ドラクエ10でも紹介しましたがFF14では、
より網羅性の高い調査を行なっているようです。

具体的に言うと現行世代のNVIDIA系ビデオカード16種類と
AMD系ビデオカード14種類(2015年5月現在)の調査なので
グラフはかなり見ごたえがあります。

なお記事の引用は最新作の「FFXIV 蒼天のイシュガルド」の
ベンチレポートである旨をご留意ください。

DX11モードの標準品質,解像度1600×900ドットのスコアをまとめたものだ。このテスト条件は最新世代のハイエンドGPUにとっては“軽すぎ”で,結果,上位9製品が堂々2万超えなど,ほとんど参考にならない。主にミドルクラス以下のGPU向けのテスト項目となるが,ここでは,DX11モードであっても,標準品質で解像度も抑えめにすれば,エントリークラスのGPUでもスコア7000のラインを超えられることに注目してほしい。

GPU計30製品の結果を一挙掲載。
「FFXIV 蒼天のイシュガルド」公式ベンチマーク実行レポート

GT740(GDDR5版)でギリギリスコア7000届かない程度なので、
エントリークラスより上で十分快適にプレイできます。

続いてグラフ2は,DX11モードの標準品質で,解像度を1920×1080ドットへ引き上げたときの結果となる。
 全体的な描画負荷はまだまだ十分に低く,スコア7000のラインから脱落したのはエントリークラスGPUであるR7 250シリーズ以下くらいである。「とりあえずDX11モードで,かつフルHD解像度で」と考えているなら,実勢価格1万円台(※2015年5月9日現在)のGPUでも問題ないということになるだろう。

GPU計30製品の結果を一挙掲載。
「FFXIV 蒼天のイシュガルド」公式ベンチマーク実行レポート

R7 260がひとつの目安のラインになっています

あまり現実的なゲームプレイの選択肢ではないかもしれないが,グラフ3は解像度を2560×1600ドットへ引き上げたときの結果だ。ここでは,メモリ周りの負荷が増大しすぎたためか,R7 250XEとR7 250,R7 240では何度やってもフルスクリーンではベンチマークを実行できなかったため,スコアはN/Aとしている。この傾向はほかのテスト条件でも同じだったので,ここでまとめてお知らせしておきたい。
 さて,ここまで解像度が上がると,スコア7000のラインを超えられるGPUはGTX 660 TiもしくはR9 270X以上となった。ただ,上位陣はまったくもって安泰だ。

GPU計30製品の結果を一挙掲載。
「FFXIV 蒼天のイシュガルド」公式ベンチマーク実行レポート

快適にプレイできるラインがやや引きあがって、
GTX660TiやR9 270Xとなっていますがいずれもミドルクラスのカードです。

本稿におけるメインイベント的な,DX11モードの最高品質。まずは解像度1600×900ドットからだが,グラフ4を見ると,グラフ1~3までと比べて,軒並みスコアが落ちているのがまず目に留まる。
 上位陣は安定ながら,ミドルクラスでは早くもふるい落としが始まっており,GTX 660やR9 270Xがスコア7000のラインに届かなかった。

GPU計30製品の結果を一挙掲載。
「FFXIV 蒼天のイシュガルド」公式ベンチマーク実行レポート

GTX660といったミドルクラスですら快適ラインに届いていませんが、
現行世代のGTX960では10000を超えてきていますし、
GTX760も約8000なので極端に数値が目減りしているものの
快適ラインがミドルクラスの枠から
大きく逸脱しているという感じでもないようです。

解像度を1920×1080ドットだと,GTX 760やR9 280Xがスコア7000を下回った(グラフ5)。モデルナンバー的にミドルクラスと言っていいGPUでスコア7000超えを果たしたのはGTX 960のみとなった。
 一方の上位3強はほぼ互角で,GTX 980とGTX 970のスコアも良好だ。

GPU計30製品の結果を一挙掲載。
「FFXIV 蒼天のイシュガルド」公式ベンチマーク実行レポート

ここまで高負荷になると、快適ラインが一気に持ち上がり
ミドルクラスからややハイエンドに近づく感じになっています。
上記でも言及されていますがGTX970のスコアは優秀ですし、
GTX960が快適ラインを上回っているのも割とインパクトがあります。

今回のテスト条件で最も描画負荷の高い,DX11モードの最高品質,2560×1600ドットにおけるスコアがグラフ6だ。ここではデュアルGPUカードであるR9 295X2が唯一の1万超え。スコア7000超えを果たしたのもGTX 980以上の4製品となった。

GPU計30製品の結果を一挙掲載。
「FFXIV 蒼天のイシュガルド」公式ベンチマーク実行レポート

最上位クラス御用達の条件です、
先ほどの1920×1080とこの条件を考慮すると
4K解像度の現実的なビデオカードの条件を探れそうです。

DX11は結果をみる限り、やはり高負荷でしたが
ミドルクラスのビデオカードで十分実用レベルでしょう。
逆に高画質・高解像度を志向する場合には、
十分パワフルなビデオカードが必要になります。

・パソコン工房

各PCショップでも、ゲーム紹介のページに
具体的なベンチマークテストの結果が提示されていますが
パソコン工房が一番詳細にレポートしています。

ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク【デスクトップ】最高品質・フルHD解像度

GPU(CPU) VRAM スコア 価格
GTX Titan X 4Way-SLI (Core i7-5960X) 12GB×4 23028 \519920
GTX Titan X 3Way-SLI (Core i7-5960X) 12GB×3 22309 \389940
GTX Titan X 2Way-SLI (Core i7-5960X) 12GB×2 20805 \259960
GTX Titan X 2Way-SLI (Core i7-4790) 12GB×2 17402 \259960
GTX 980 2Way-SLI (Core i7-4790) 3GB×2 17310 \125960
GTX 970 2Way-SLI (Core i7-4790) 3GB×2 16457 \78760
GTX Titan X (Core i7-4790K) 12GB 15311 \129980
GTX 960 2Way-SLI (Core i7-4790) 2GB×2 12726 \47924
GTX 980 (Core i7-4790K) 4GB 12502 \62980
GTX 780 Ti (Core i7-4790) 3GB 12310 \82265
GTX 760 2Way-SLI (Core i7-4790) 2GB×2 10872 \51960
GTX 970 (Core i7-4790K) 4GB 10708 \39380
R9 290X (Core i7-4790) 4GB 9193 \54800
GTX 960 (Core i7-4790K) 2GB 7088 \23962


ファイナルファンタジーXIV ベンチマークスコア

リンク先の表にはないのですが、
参考のためにビデオカードの価格を追記しました。
なおこのデータも「蒼天のイシュガルド」のベンチマークになります。

コストパフォーマンスは圧倒的にGTX970です、
とくに複数枚の運用した際にが圧倒的と言えます。
GTX960もコストパフォーマンス的には素晴らしいですけど、
スコアがTITAN Xクラスかそうでないかは結構インパクトがありますし、
それをGTX960で狙うとなると
3Wayにする必要がありPCIEx8が3スロット分必要になり、
コストパフォーマンス狙いでマザーボードコストが嵩むという
本末転倒になりそうな感じなので
バランスも考えるとやはりGTX970の2Wayと言えるでしょう。

また表から察するにVRAMが6GBを越えたあたりから
パフォーマンスに影響しなくなるようです、
しかしVRAMは解像度や品質状態に依存するため
高解像度などの負荷設定が高めでプレイする場合は
なるべくVRAM容量が多いほうが好ましいと言えるでしょう。

(参考)ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク【デスクトップ】最高品質・4K解像度

GPU(CPU) VRAM スコア 価格
GTX Titan X 4Way-SLI (Core i7-5960X) 12GB×4 14814 \519920
GTX Titan X 3Way-SLI (Core i7-5960X) 12GB×3 12365 \389940
GTX Titan X 2Way-SLI (Core i7-4790) 12GB×2 8582 \259960
GTX Titan X 2Way-SLI (Core i7-5960X) 12GB×2 8417 \259960
GTX 980 2Way-SLI (Core i7-4790) 3GB×2 6873 \125960
GTX 970 2Way-SLI (Core i7-4790) 3GB×2 6025 \78760
GTX Titan X (Core i7-4790K) 12GB 5013 \129980
GTX 980 (Core i7-4790K) 4GB 3846 \62980
GTX 970 (Core i7-4790K) 4GB 3310 \39380
R9 290X (Core i7-4790) 4GB 3073 \54800
GTX 960 2Way-SLI (Core i7-4790) 2GB×2 2975 \47924
GTX 760 2Way-SLI (Core i7-4790) 2GB×2 2752 \51960
GTX 960 (Core i7-4790K) 2GB 1902 \23962


ファイナルファンタジーXIV ベンチマークスコア

4K解像度にするとご覧の表の様になるわけですが、
こちらは比較的きれいにVRAM容量順に並んでいます。
結果から察するに6GBほどのVRAMが最大の利用料なのでしょう、
快適ラインはTITAN Xの2Wayに引きあがっていますから
いかにハイエンドな構成が必要かお分かりいただけると思います。

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